派遣社員のダブルワークは可能?メリット・デメリットや注意点について解説!
派遣社員はボーナスがないため、年収ベースで考えると正社員よりも収入は少なくなります。そのため、派遣社員の仕事だけなく、ダブルワークを考えることでしょう。この記事では、派遣社員のダブルワークについて徹底解説します。ダブルワークする際の注意点も解説するので、ぜひじっくり読んでみてください
派遣社員のダブルワークは可能?
一般的に正社員の場合は、就業規則によって副業が制限されています。一方で、派遣社員の場合は派遣会社によって判断がわかれるため、事前に確認しておきましょう。基本的にダブルワークは認められていることが多いですが、派遣会社によっては制限を設けています。もし、確認せずにダブルワークすると、大きな問題に発展する恐れもあるので注意しましょう。
ダブルワークが可能でも届け出ておくことが大事
労働基準法に基づき、1週間で40時間を超えて働くと割増賃金が発生します。そのため、ダブルワークが可能な派遣会社で働いている場合でも、事前に相談したうえで勤務しましょう。もし、事務所が異なる仕事を複数している場合でも、合計で週に40時間を超える勤務になると、事務所側が割増賃金を支払うことになっています。事前申請がない場合は、割増賃金が発生しない恐れもあるため注意してください。
派遣社員がダブルワークをするメリット
派遣会社にもよりますが、派遣社員のダブルワーク自体は基本的に制限されていません。そこで気になるのが、派遣社員によるダブルワークのメリットおよびデメリットでしょう。ここでは、派遣社員のダブルワークによるメリットを紹介します。
収入が増える
ダブルワークの最大のメリットが収入増です。派遣社員はボーナスがないため、正規社員と比較すると、収入が少なくなりがちです。そこで、空いている時間にダブルワークすることで、収入が増えることになります。増えた収入の使い道もさまざまで、生活費として使うことも可能ですし、貯蓄や結婚資金、そして旅行費用や趣味のために使う方もいます。
経験を積める
派遣社員として働くうえで考えていかなければならないのが、キャリアアップです。派遣社員は契約期間が最大で3年間までと決められていますが、途中で契約の更新がしてもらえなくなる可能性もあります。
そこで、自身のキャリアアップやスキルアップも兼ねて、ダブルワークする方もいらっしゃいます。さまざまな職種を経験できるうえ、よりスキルが必要な職場で働くことも可能です。仕事上の新たなチャレンジができるのも、ダブルワークの魅力のひとつです。
派遣社員がダブルワークをするデメリット
ダブルワークをするにあたって、デメリットもあります。こちらでは、派遣社員がダブルワークするデメリットを紹介します。
体力的および精神的にきつい
ひとつの仕事をしているより、仕事の時間が長くなるため、体力的にきつくなります。複数の仕事を掛け持ちするため、精神的に辛くなることも出てくるでしょう。それぞれの仕事のバランスが取れていれば問題ありませんが、昼間働いて夜も働くというようであれば、体を壊す原因になることも考えられます。ダブルワークする際は、中期的または長期的に続けられる仕事選びが大事です。
生活リズムが崩れやすい
ダブルワークすると、毎日同じリズムでの生活は難しくなります。仕事が異なる日は、朝が早かったり夜が遅かったりなど、生活リズムが崩れやすいので気をつけましょう。ダブルワークがある生活リズムに慣れるのに時間がかかり、体調にも影響するため、始めた当初は仕事量を少なくする準備期間を設けるのも大切です。
派遣社員がダブルワークをする際に注意するべきポイント
派遣社員がダブルワークする際に気をつけたいのが、体調管理と確定申告です。この2つを意識してダブルワークを始めてください。
体調管理に気をつける
ダブルワークすると体調を崩す人が数多くいます。1ヶ月や2ヶ月の短期間であれば、さほど支障をきたすことはないと考えられます。しかし、半年や1年以上といった長期のダブルワークを検討している方は、本業がおろそかにならないように体調管理に気をつけてください。スケジュールをしっかり立て、休める時にはしっかり休むことが大事です。
確定申告する
ついおろそかになってしまいがちなことが、仕事の確定申告です。ダブルワークで得た収入も、申告書を作成し税務署に提出しなければなりません。ちなみに、給料の支給が2箇所以上ある場合は、自分で確定申告しなければならないので注意しましょう。
まとめ
派遣社員のダブルワークについて解説しました。派遣社員のダブルワークは事務所の方針にもよりますが、基本的には問題なくできます。ただし、事前に伝えておくことも重要なので、担当者へ連絡しましょう。また、ダブルワークにはメリットだけではなくデメリットもあるため、メリットだけに注目するのではなくデメリットにも目を向けてください。そのうえで総合的に判断して、ダブルワークするか決断するのがおすすめです。