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派遣社員と契約社員の違いとは?派遣から契約社員になれる?

公開日:2022/05/15  最終更新日:2022/04/20


求人サイトを見ていると、雇用形態に派遣社員や契約社員という言葉を見かけることも多いと思います。ただし、両者の違いが分からずどちらの方がよいのか迷われる方もいるのではないでしょうか。それぞれの違いやメリット・デメリットを理解し、自分に合った働き方を選べるようにしていきましょう。

派遣社員と契約社員の違い

結論、派遣社員と契約社員の大きな違いは「雇用主の違い」です。派遣社員の雇用主は「派遣会社」であり、実際に働く派遣先の企業ではありません。

一方、契約社員の雇用主は「就業先の会社」となります。この違いが働き方にどのように影響するかを以下にまとめてみました。

■雇用期間に関わるルールの違い

派遣社員は、労働者派遣法において同じ会社の同一業務に従事できるのは3年以内と定められており、業務が変わらないまま3年以上働き続ける場合には、派遣先企業が正社員登用する必要があります。契約社員は、契約期間が原則最長3年以内(一部5年の例外もあります)と定められていますが、契約更新を行えば3年以上働き続けられる点が異なります。

■給与体系の違い

派遣社員の給与は時給で支払われるケースが一般的です。一方で、契約社員は就業先企業との契約内容によって決まりますので、時給・日給・月給と企業によってさまざまです。大きな違いとしては、契約社員は契約内容によってはボーナスなどの基本給とは別の支払いがある可能性があります。

しかし、単純にボーナスが出るから契約社員の方が待遇面がよいということでもなく、あくまでも総合的な契約内容次第であることに注意しましょう。

■仕事内容の違い

派遣社員は契約時に業務範囲が明確に定められており、契約条件とは異なる仕事は行いません。一方で、契約社員は契約時にある程度の業務範囲は取り決めされるものの、条件の範囲内で幅広い仕事を任される可能性もあります。

派遣社員のメリット・デメリット

それぞれの特徴を理解するために、まずは派遣社員のメリットとデメリットはどのようなものがあるか見ていきましょう。

■派遣社員のメリット

派遣社員のメリットは、就業先と自分の間に派遣会社が入ってサポートしてくれることによるものが大きく、たとえば「就業先との条件交渉や待遇改善は派遣会社が行う」ことが挙げられます。また、新しい就業先も派遣先が探してくれるので、自分で探す必要はありません。

そのため、次の仕事先を探さなければという不安や、素直に希望を就業先に伝えることへの不安が少なく気楽に働ける点がメリットといえます。加えて、派遣社員はさまざまな企業での就業経験を積むことができるので、スキルアップや未経験業務への挑戦も叶いやすい環境です。

■派遣社員のデメリット

一方で派遣社員のデメリットは、就業先の経営状態によっては契約を打ち切られるリスクがあることが挙げられます。そのため、景気によっては雇用が安定しないということがありえます。また、派遣社員の場合には雇用主が派遣先のため就業先独自の福利厚生や手当が適応されない場合があることに注意しましょう。

契約社員のメリット・デメリット

次に、契約社員のメリットとデメリットについてもまとめました。

■契約社員のメリット

契約社員のメリットとしては、正社員になれる可能性があるということが挙げられます。派遣社員であっても正社員になれる可能性はありますが、契約社員では就業先と直接雇用契約を結んでおり、自社の社員としての位置づけであるため正社員登用制度などを活用して正社員を目指しやすい環境にあるといえます。

また、業務の内容も正社員と遜色ない責任や裁量のある仕事を任される可能性があるため、やりがいのある仕事ができるという点も人によっては大きなメリットとなるでしょう。

■契約社員のデメリット

契約社員の場合、就業先企業と直接契約を結ぶため、契約更新や給与、業務内容の交渉を自分で行う必要があります。自身の希望する条件を就業先と交渉することが不安に感じる方にとっては、デメリットに感じるポイントとなります。また、契約更新をしない場合、自分で次の就職先を見つける必要があります。

派遣社員から契約社員になることも可能

派遣社員として就業している場合でも、勤務態度やスキルなどが評価され、派遣先より直接雇用のオファーがあることがあります。自身が評価されていることはもちろん喜ばしいことですが、直接雇用への切り替えが必ずしも自分の望む働き方になるとは限りません。以下のような点に注意して冷静に判断できるようにしましょう。

■労働条件をきちんと確認する

直接雇用を結ぶ際には労働条件通知書をきちんと目を通したうえで、不明点は契約前に確認しておきましょう。派遣社員の時のように派遣会社が間に入ってくれることがなくなるので、不利な条件がないか、重要なことが口頭の約束になっていないか等に気を付けて契約するか判断する必要があります。とくに、更新の有無や正社員登用の可能性については重要なポイントなので確認しておくとよいでしょう。

■直接雇用が必ずしも安定につながるとは限らない

直接雇用に変わることで派遣社員よりも安定して働けると思われる方がいるかもしれませんが、一般的に派遣社員よりも契約社員の方が安定しているといわれる理由は、契約社員の方が契約期間は長い傾向にあるためです。しかし、両者ともに期間に限りのある雇用形態であることに変わりはありません。長く同じ企業で働きたい場合には、正社員登用の可能性を入念に確認する、もしくは正社員として就職できる企業を探すことも検討しましょう。

 

派遣社員と契約社員の違いを正しく理解し、自分に合った働き方を選択することが最も重要です。たとえば、ある程度決められた業務をこなしたい、条件などを直接企業と交渉するのは苦手という方であれば派遣社員、正社員登用を目指したい、裁量のある仕事にも関わりたいという方であれば契約社員が希望に近いといえます。一部のメリット・デメリットで判断せず、自分が望む働き方を実現するためのプランを踏まえて検討することがオススメです。

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